双子出産で、自己貯血を使った話。

双子妊娠がわかってから、「出産時の出血が多くなる可能性が高い」と何度も説明を受けた。その中で提案されたのが、自己貯血だった。

あらかじめ自分の血を取っておき、万が一出血が多かったときに輸血として使うというもの。

正直、最初は少し怖かった。妊娠中に採血するだけでも負担なのに、さらに血を取るなんて大丈夫なのかと。でも、やるしかなかった。

実際に行ったのは、1回だけだった。

そして出産当日。緊急帝王切開で手術が始まった。双子ということもあり、やはり出血はそれなりに多く、羊水込みで2リットルを超えていた。記録には「出血多量」に丸がついていた。

そこで、使われたのが事前に貯めておいた自分の血だった。1パックしかなかったが、生理食塩水と合わせて対応できた。

もし準備していなかったらどうなっていたのかわからない。でも、「あのときやっていてよかった」と素直に思えた。

双子出産は何かとリスクの話が多く、不安になることも多い。でも、その分こうして事前にできる対策があるのはありがたいことだと思う。

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